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倉沢 利昌; 竹下 英文; 那須 昭一
Journal of Nuclear Materials, 92(1), p.67 - 72, 1980/00
被引用回数:5 パーセンタイル:53.45(Materials Science, Multidisciplinary)焼結体酸化リチウムと耐熱材料間の両立性(反応性)を密封したヘリウム雰囲気3.310Pa(1/3気圧)下で500~750Cの温度範囲で実験した。反応生成物としてLiFeOとLiCrOの両相が同定された。前者は650C以下の温度域で、後者は650C以上の温度範囲で生成が顕著であった。この結果は両相の熱安定性の考察より説明できる。両立性試験の結果、反応性はインコロイ800,316SS,ハステロイX-R,インコネル600の順に小さくなることを示している。結晶粒界侵食はインコロイ800では500Cから,316SSでは550Cから,インコネル600では600Cから始まる。ハステロイX-Rは粒界侵食はみとめられなかった。
倉沢 利昌; 竹下 英文; 村岡 進; 那須 昭一; 三宅 正宣*; 佐野 忠雄*
Journal of Nuclear Materials, 80(1), p.48 - 56, 1979/00
被引用回数:13耐熱金属材料としてSUS316、インコロイ800、インコネル600、ハステロイX-Rおよび純ニッケルを取り上げ酸化リチウム焼結ペレットとの両立性実験を行った。実験は10~106Torrの真空中で、800~1100Cの温度範囲にわたって行った。結果は次のとおりである。(1)純ニッケルについては反応生成物は認められなかった。合金材料では金属表面から内部に反応生成物(LiCrO)が縞状にほぼ一様な深さに成長した層状の浸食組織が形成され、合金マトリックスにクロムの欠乏が見られた。(2)粒界浸食はインコネル600にのみ観察されたが、それも1000C以上では層状組織が優勢となった。(3)各合金の酸化リチウムとの反応性を比較すると、たとえば1000Cでは、ハステロイX-R、インコネル600,SUS316、そしてインコロイ800の順に反応度は増加した。
竹下 英文; 大道 敏彦; 那須 昭一; 渡辺 斉; 笹山 龍雄; 前多 厚
Journal of Nuclear Materials, 78(2), p.281 - 288, 1978/00
被引用回数:18酸化リチウム(LiO)ペレットとFe-Ni-Cr合金との両立性実験において同定された腐食生成物のひとつLiFeOの蒸気圧および蒸発分子種を質量分析計により1200-1500Kの温度範囲にわたって測定した。融点以上におけるLiFeOの蒸発過程は、LiFeO(l)LiFeO(S)+4Li(g)+O(g)で進行することを見出した。また熱力学第3法則によりLiFeOの298Kにおける標準エンタルピーを計算し、1950kJ/molの値を得た。一方、昇華過程は均一蒸発(Congruent)過程で進行することが示唆されたが詳細な同定はできなかった。